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より深く、徹底的に
満足に耳を傾けたい。
- R.I
- 事業推進部
総合オペレーション推進グループ
マネジャー
PROFILE
大学卒業後は司法書士事務所に勤務。その後、学生時代に飲食店でアルバイトをしていた経験から同業界の松屋に就職し、ストアスタッフとして再スタートを切った。法律の世界から飲食業の道を選択したのは、7年間のアルバイト経験を通じて「飲食店で勤務する楽しさとやりがいを感じたから」だと語る。店舗勤務でブロックマネジャーまで昇進した後に、本部の事業推進部に異動となり、現在は店舗オペレーションの改善業務などを行う。
BUSINESS MODELこれまでのキャリア
入社時
- ストアスタッフ SS
愛知県内の店舗に配属
入社1年目
- ストアチーフ SC
入社3年目
- ストアマネジャー SM
入社6年目
- 教育研修グループへ異動
ブロックマネジャー BM
入社7年目
- 事業推進部総合
オペレーション
推進グループへ異動

現在の仕事内容
現在は事業推進部の総合オペレーション推進グループに所属しています。主な業務は、新メニュー導入時の調理手順書や写真付きマニュアルの作成、調理力向上を目指した手順動画の配信、全社員対象の調理認定や調理コンテストの企画などです。当社ではおよそ2週間に1回の頻度で新メニューを開発しているため、その度に手順書の作成や写真撮影を行います。また、店舗での接客方法が記載されたマニュアルのブラッシュアップも任されており、店舗ごとに異なるサービス方法に応じたオペレーション開発に注力しています。社員として約8年間店舗勤務を経験しましたが、スタッフの方が陥りやすいミスを予測して手順書に盛り込み、店内の備品配置を想定して店舗の効率化につながるよう手順書を改善するなど、これまでの経験を本部業務に活かせていると感じています。

仕事のやりがい
手順書やマニュアルを作成する際は、スタッフの皆さんにしっかりと守ってもらうことを大切にしています。松屋で働くスタッフは外国籍も含め多様な方々がいるため、いつも同じ味をお届けするための「徹底力」が欠かせません。分かりやすい文面や構成、動画配信の方法などを工夫するようにしています。またこの意識は、私が店舗に勤務していた頃も同じように持っていました。松屋は全国的なチェーンだからこそ、同じ接客・調理で、どの店舗であってもお客様に満足してもらわなければなりません。そこで私は、「なぜそれを守る必要があるのか」という理由を伝え、さらには店舗に配属されたスタッフの内面をしっかりと理解した上で伝え方を変えるようにしていました。だからこそ、自分が不在の間であっても店舗が円滑に運営されたときには大きなやりがいを感じました。お客様から「新人の○○さんの接客が良かったですよ」とお声をいただいたときは本当に嬉しかったです。
仕事に活きた学生時代の経験
法律学のゼミで行われていた討論会での経験が仕事に活きていると感じます。様々な事例が起きうる法律の世界には、決まった正解があるわけではありません。だからこそ、じっくりと相手の話を聞き、討論の幅を広げていくことが求められました。そこで得た「傾聴力」は、店舗の運営において、スタッフの皆さんから店舗運営に関する意見を聞き、新人社員の相談を聞くときに大いに重宝したと思います。さらに、耳を傾ける姿勢は店舗での信頼関係を深めることにも役立ちました。スタッフの皆さんが日常生活の些細なことであっても報告してくれるようになり、シフト管理を調整しやすくなるだけでなく、お店の雰囲気自体も良くなっていったのです。本部勤務となった今でも、イベント企画時はスタッフの意見を盛り込めるように、店舗を訪れた際には積極的に声をかけるようにしています。
未知なる場所で、安心をつくり出す
私が店長1年目で任されたのが、大型商業施設のフードコートにある店舗でした。ちょうどストアチーフからストアマネジャーに昇格するタイミングで、店舗の立ち上げから運営までをメインで任されたのですが、一般的な松屋の店舗とは異なり、配膳用の食器からメニューまで全く違うものを使っていたため、これまでのマニュアルが通用しなかったのです。入店方法、券売機ではなくレジによる精算、呼び出し式の提供など、初めての経験ばかりで戸惑ったことを覚えています。それでも、任された店舗を自分たちで運営し、他店舗から応援に来てくれた方でもスムーズに対応できるようにと、自分なりに運営マニュアルを作成。徹底力と傾聴力を発揮し、分かりやすくかつ品質を担保できるマニュアルを作り、スタッフの皆さんともコミュニケーションを深めていくことで、徐々に円滑な店舗運営を実現していきました。そうした努力の甲斐もあってか、店舗で働くスタッフの方がご自身のお子さんをアルバイトに紹介してくださるほど安心して働いてくれるようになったと思っています。この時期に学んだマニュアル作成の重要性や分かりやすく教育することの大切さが、現在のオペレーション推進業務にも活かされています。
1 DAY SCHEDULEある1日のスケジュール
- 09:00
- 出社1日のタスクを
確認
- 10:00
- デスクワーク起案書作成や
店舗運営の分析
- 13:00
- 昼食近くの「松屋」で
同僚とランチ
- 14:00
- 撮影商品開発室にて
調理手順書の写真撮影
- 16:00
- デスクワークマニュアルや
手順書作成
- 17:00
- ミーティング・報告取り組みの進捗を共有
- 18:00
- 退勤

今後の目標
今は本部での業務を行っていますが、私は店舗で働くことが好きです。今後は店舗に戻り、エリアマネジャーとして勤務したいと考えています。現在の仕事の中でも数多くのスタッフと接する機会がありますが、店舗での勤務であればより直接的にスタッフの皆さんと接することができます。私はそうした働き方にやりがいや楽しみを感じます。エリアマネジャーの業務は管理する範囲が広いといった不安もありますが、それ以上にお客様に喜ばれるお店をたくさん作りたいという想いがあります。そしてお客様だけでなく、スタッフの皆さんも安心して長く働けるようなお店作りを意識して、松屋の仕事や商品、そして接客仕事が好きになってもらえれば嬉しい限りです。